第2世代モデルのFire TV Cubeを約2年程度使用しています。特に問題なく快適に使用できていたのですが、第3世代モデルが発売されたので、実際に購入し比較レビューしていきます。
Fire TV Cube 第2世代の前はFire TV stick 4Kを使用。Fire TV Cubeに買替えた際は操作性や画質などが明らかに向上したことを覚えています。第3世代モデルはCubeの第2世代モデルやFire TV stick 4K Maxから買替えるべきなのかも含めてレビューしていきます。
目次
第3世代Cubeと第2世代Cubeの違い
外観やサイズについて
注文時にサイズなどは見なかったので第2世代より少し大きいかなと思っていましたが、サイズはほぼ第2世代、第3世代同じです。重量はスピーカーの音質向上やLAN端子が内蔵されたこともあって約50gほど重めです。
外観は、第2世代は光沢感のあるデザインでしたが、第3世代は側面全体がネットで覆われいます。
背面端子について
背面には第3世代から追加された端子が3つあります。
- HDMI IN端子。4Kに対応していない機器などを接続するとこのHDMI IN端子に接続でFire TV Cubeを経由するとアップスケーリングして出力します。
- LANポート。第2世代では外付けであったLANポートが第3世代では内蔵されています。※1
- USB端子。第2世代ではmicro USBだった端子USB‐Aタイプに変わっていて、Webカメラを接続してビデオ通話やUSBメモリを接続して、写真や動画ファイルを再生することができます。
※1LANポートの速度は100Mbpsまでの対応。
試しにUSBにある動画や写真を再生してみましたが、画質や音声も問題なく再生可能。
またFire TV Cubeでフォーマットを変更してやると、内蔵のストレージ(16GB)の拡張もできます。
外付けメモリで使用する場合のUSBメモリのフォーマットはFAT32形式に対応との事ですが、PCで何度も失敗しました。USBメモリを使用するのであればFire TV Cubeでフォーマットしてからの方がスムーズに対応できました。
リモコンの違いについて
リモコンは少し長くなりボタン数も増えています。質感などは全く同じです。電池も単四電池2本で駆動。
付属しているリモコンはFire TVリモコン PROではありません。 こちらのFire TVリモコン PROはバックライト付でさらにリモコンから音が鳴りリモコンを探したり、2つのカスタムキーがあります。
従来のFire TV StickやFire TV Cubeにも対応しています。
2022年11月16日発売予定です。
付属品について
LANポートが本体に内蔵されたので付属品は少なくなりました。さらに第2世代で付属していた赤外線(IR)延長ケーブルは別売です。
第3世代Cubeと第2世代Cube比較スペック表
Fire TV Cube 第3世代 | Fire TV Cube 第2世代 | |
---|---|---|
プロセッサ | オクタコア (2.2GHzx4 2.0GHzx4) |
ヘキサコア (2.2GHzx4 1.9GHzx4) |
GPU | 800MHz | 800MHz |
メモリ | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB※1 ※1USBメモリで拡張可能 |
16GB |
映像 | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、 Dolby Vision、HLG、HDR10+ |
4K Ultra HD、HDR、HDR10、 Dolby Vision、HLG、HDR10+ |
オーディオ | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
Wi-Fi/イーサネット | Wi-Fi 6,イーサネット内蔵 | Wi-Fi 5,イーサネット外付 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 + LE | Bluetooth 5.0 + LE |
ハンズフリー 音声操作 |
〇 | 〇 |
内蔵スピーカー | 〇 | 〇 |
入出力端子 | HDMI出力ポート、HDMI入力ポート、 電源ポート、USB‐A 2.0、 赤外線ポート、イーサネットポート |
HDMI出力ポート、 電源ポート、Micro USB、 赤外線ポート |
本体サイズ | 86 ×86 × 77 mm | 86.1 ×86.1 × 76.9 mm |
重量 | 513g | 465g |
スペックからだとプロセッサなどは周波数が少し上がっていますが、コア数・GPU・メモリなどはほぼ同じです。
第3世代Cubeと第2世代Cube操作性やメニュー画面・画質について
操作性について
起動した直後の操作性に関しては第3世代Cubeの方が早いです。ただし起動後しばらく操作してアプリの起動などを比べると少し第3世代の方が早いかなという感じです。
第2世代CubeやFire TV stick 4K MAXを使用していての操作性を比較するとレスポンスは少し快適になったかなという印象で劇的に早くなった印象は個人的に感じませんでした。ただし旧世代のFire TV stickからであれば操作性は明らかに向上します。
インターフェイスやメニュー画面について
メニュー画面のインターフェイスは当然同じですが、第3世代起動画面でホームアイコンの隣に外部機器の切替アイコンが追加されてあります。このアイコンから外部機器やUSBに切替ができます。
画質について
画質についてもYouTube・NET FLIXで4K動画の試聴で確認しましたが、エッジ部分が滑らかになったのとコントラストが明るくなったような気がします。
視聴環境はAVアンプ経由でDolby Vision、HDR10+対応のディスプレイに出力しています。
通信速度について
第3世代Fire TV cubeではWi-Fi6に対応しています。検証した環境の無線LANはWi-Fi6に対応では無く、TP-link C3150で5.0Ghzの帯域に接続での検証。
速度は約40MB程度向上していますが、体感ではほぼわからないです。
第3世代Fire TV cubeにはLANポートが搭載されてありますが、このポートは100Mbpsまでの対応なので無線LAN接続でWi-Fi6や5.0Ghzの帯域に接続した方が速度は速いです。
まとめと買替えについて
現在、第2世代Cube・Fire TV stick 4K MAXを使っていて更に画質や操作性を求めるのであれば購入も含めて視野に入れてもいいかもしれません。現在のFire TVシリーズでは間違いなくスペックも最高です。ただし値段もこれまでよりも高くなっていますので、Amazonのセールを待っての購入もいいかもしれません。
第2世代Cubeは現在Amazonでは販売されていないので、初期の頃のFire TV Stickからの買替であれば、画質や操作性の向上は大きいですが、予算を抑えるのであればFire TV Stick 4K Maxでも十分快適です。